2015.01.01 企画管理部
皆さん 新年おめでとうございます。
今年も皆さんにとって、穏やかな普通の生活が出来ることを願っています。少し消極的じゃない!と思われる方もいらっしゃるかもしれません。でもいつも無事に過ごしていると、つい“普通で暮らせるありがたさ”を忘れてしまいます。まずは昨年の無事に感謝して、今年も心にゆとりを持って、出来る範囲で頑張りましょう。
昨年俳優の高倉 健さんが亡くなられました。私どもの世代では、不死身の銀幕のスターで、亡くなられるとは思っていませんでした。俳優を通して、自分の生きざまを体現され、そして文化勲章を授与されています。やはり時代の移ろいを感じるこの頃です。
その方の手記の中に、娯楽の少ない離れ小島にロケで行った時のことをこう書かれています。・・・たまたま小学校の運動会が開催されており、おじいちゃんから子供たちまで、家族総出で応援している姿を見ていて、いつの間にか自分も、子供たちの競技に夢中になって手を叩いて、応援していたとのことです。そして、はっと気が付いたら、いつも拍手を受ける立場なのだが、拍手を送る方が、“心が豊かになっている”自分に気が付いた・・・、と書いていらっしゃいます。
私たちも多くの場合、支援を受けることは多いと思いますが、それはそれとして感謝をして、今度は支援や何かのお手伝いをする側になった時、同じように“心が豊かになる”かもしれません。そんなことを気に留めながら、今年も、どうぞ宜しくお願い致します。
平成27年 元旦
障害児者の将来を守る父の樹会会長 平井 紳一